2011/04/08

再起動後リモートデスクトップ接続が遅い (ローカルエリア接続が遅い)

VMware ESX 3.5 上で動作する仮想マシンWindows Server 2008で次のような現象が起きた。

仮想マシンのOS再起動後、リモートデスクトップ接続がなかなか出来ない・・・接続できるのに20分程度かかる

 

環境

VMware ESX 3.5 (vCenter 2.5)上仮想マシン

Windows Server 2008 SP2

 

仮想マシンを構築した当初はこんな現象はなかったので、アプリケーションとの競合が考えられた。

 

現象

再起動後、仮想マシンのデスクトップ画面を見ていると以下のような状況であることがわかった。

  1. Windows Server 2008が起動してきて、ネットワークがping応答を返す
  2. デスクトップ画面の右下のネットワークアイコンがグレー(もしくは罰点)でローカルエリア接続出来ていないことがわかる。
    ネットワークは反応するがローカルエリア接続がアクティブにならない不思議な状況だ
  3. もちろんリモートデスクトップは接続できない、以下のようなメッセージが出る

    リモート デスクトップはリモート コンピューターに接続できません。次のいずれかが原因です。

    1) サーバーへのリモート アクセスが有効にされていない
    2) リモート コンピューターの電源が入っていない
    3) リモート コンピューターがネットワークで使用できない

    リモート コンピューターの電源が入っていること、ネットワークに接続されていること、リモート アクセスが有効になっていることを確認してください。

    remotedesktop-ng

    どうも、ネットワーク反応はするが、リモートデスクトップのポートに対しアクセスするとリセットが帰るような状況のようだ・・・・ターミナルサービスはサービスとしては起動している

  4. 不思議なことに、Windows 共有はアクセス出来る
  5. ローカルエリア接続が遅いのか、アプリケーションの起動が遅いのか・・・Oracle系のサービス起動に時間がかかっている。
  6. Windowsのサービス一覧のサービス(特にOracle)が全て起動すると同時に、デスクトップ右下のローカルエリア接続のアイコンがアクティブになる。
  7. リモートデスクトップが接続できるようになる

 

ここまでにWindowsの起動開始から約20分程度かかる・・・ストレスだ・・・。

 

 

対応不能、原因不能と考えられていたこの現象、VMware ESX 4.0 (vSphere4.0)上の仮想マシンとして

  • VMware Tools のバージョンアップ
  • 仮想ハードウェアのバージョンアップ

を行ったところ、なんと治ってしまった。

リモートデスクトップ接続、ローカルエリア接続、サービス起動が早くなり5分程度に改善。

VMware 仮想ハードウェアがらみの問題(ハードウェアもしくはドライバ)のようだった・・・・。

0 件のコメント:

コメントを投稿