2011/11/07

Window上で動作する他社製品のサービスでパソコンを管理する場合でもWindows CALは必要か?

結果から言うとWindows CALは必要です。

 

想定としては、

社内にウィルス対策ソフトのサーバーを導入し、各クライアントパソコンのウィルス対策ソフトを一括管理するようなWindows Serverを導入した場合は、各クライアントパソコン用のWindows CALが必要かどうかという問題です。

 

Windows Server 2008 では、サーバー ソフトウェアにアクセスするか、サーバー ソフトウェアを使用する、ユーザーまたはデバイスごとに Windows Server CAL が必要になります。

ただし次のような場合は Windows Server CAL は必要ありません。

  1. サーバー ソフトウェアまたは他の手段による認証や、その他の方法による個別の識別がなされることなく、インターネットを介してのみサーバー ソフトウェアのインスタンスにアクセスする場合
  2. Windows Web Server 2008 へのアクセス
  3. Windows Server 2008 エクスターナル コネクタ ライセンスをサーバーごとに取得している場合、サーバーソフトウェアにアクセスする「外部ユーザー」が別途 Windows Server CAL を取得する必要はありません。
  4. 管理するためのみに、サーバー ソフトウェアのインスタンスにアクセスする最大 2 台までのデバイスまたは最大 2 人までのユーザー。
  5. Windows Server 2008 を単独で仮想化のホストとしてのみ使用している場合 (ただし、仮想 OS の Windows Server のバージョンに合った CAL が必要になります)

 

イントラネットなど社内ネットワークの場合には、上記項目に該当いたしません、

Windows Server 2008 へアクセスするユーザー、またはデバイスごとに、直接間接を問わずCAL をご用意する必要があります


Windows Server 2008 クライアント アクセス ライセンス (CAL) 概要

 

以下、MS担当とのやり取り


MS 担当: それでは、この度のお問い合わせ内容は、下記のご用件で宜しいでしょうか?
MS 担当: >CALについて。例えば、WindowsSerevrにウィルス対策ソフト(マイクロソフト製品外)のサービスを使用し、各クライアントパソコンを管理する場合、各クライアントパソコン分のCALが必要でしょうか?
質問者: はい
MS 担当: かしこまりました。
MS 担当: 一般的に Windows Server 上のサービスを利用するためにアクセスするということであれば、間接的なアクセスであっても CAL はクライアント側に必要になるとお考えください。
質問者: つまり必要ということでよいでしょうか?
MS 担当: CAL をご用意いただく必要なない要件に合致していれば
MS 担当: CAL の用意なくアクセスできますので、こちらをご確認ください。
MS 担当: ● インターネット経由でアクセスし、かつアクセスが認証されない場合。
MS 担当: 認証は Windows 認証に限らず、他社製や独自の認証システムを含みます。 
MS 担当: ● Windows Web Server 2008 へのアクセス。
MS 担当:
MS 担当: ● 外部ユーザーによるアクセスまたは使用。
MS 担当: この場合は、CAL の代わりに、エクスターナル コネクタ ライセンスが必要になります。
MS 担当:
MS 担当: ● 管理するためのみに、サーバー ソフトウェアのインスタンスにアクセスする
MS 担当: 最大 2 台までのデバイスまたは最大 2 人までのユーザー。
MS 担当:
MS 担当: ● Windows Server 2008 を単独で仮想化のホストとしてのみ使用している場合
MS 担当: (ただし、仮想 OS の Windows Server のバージョンに合った CAL が必要になります)
MS 担当:
MS 担当: イントラネットなど社内ネットワークの場合には、上記項目に該当いたしませんので、
MS 担当: Windows Server 2008 へアクセスするユーザー、またはデバイスごとに、直接間接を問わず
MS 担当: CAL をご用意いただけますようお願いいたします。
MS 担当: ◆ Windows Server 2008 クライアント アクセス ライセンス (CAL) 概要
MS 担当: http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/client-licensing.mspx
質問者: 社内で「Windows Server 2008 へアクセス」というのは、他社の製品によるサービスでもWindows Server上で動作していた場合は、 「Windows Server 2008 へアクセス」に含れるという認識でよいでしょうか
MS 担当: はい。サービスが他社かマイクロソフト製品かは問わず、「Windows Server」 にアクセスするかどうかで
MS 担当: ご判断いただけますようお願い申し上げます。

 

ちなみに、これがSPLAになると異なります

SPLAとは?

通常のボリューム ライセンスは、企業内での利用が前提となっているため、企業外の第三者への Windows Server 2008 R2 をベースにしたサービスの提供はできません。

「エクスターナル コネクタ ライセンス (EC)」を利用することで、自社または関連会社の従業員ではないユーザー、および自社の関連会社のオン サイトの契約業者または代理店ではないユーザーが Windows Server 2008 R2 をベースにしたサービスを利用することができますが、EC は一般企業のボリューム ライセンスであるため、サービス プロバイダーが利用することはできません。

そこで、ホスティング サービスや ASP サービス、SaaS など、Windows Server 2008 R2 をサービス提供企業外の第三者が利用する場合に最適なライセンスが、Microsoft Services Provider License Agreement (SPLA:スプラ) です。

クライド等で利用されるSPLAの場合は、Windows CALが不要になります

Windows Server 2008 R2 早わかりライセンス ガイド : サービス プロバイダー向けライセンス : SPLA 基礎知識

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