2012/12/28

ドメイン参加後のコンピュータが外部NTPサーバーと同期しているのを直す方法

Windowsドメイン(AD:Active Directory)参加しているパソコンは、ドメインコントローラと時刻同期するのは基本的な話です。
では、
もしもドメイン参加する前にNTPサーバーを指定したNTPクライアントの時刻同期設定をしていて、その後ドメイン参加したらどのような動きになるでしょうか?

基本的には、ドメインありきで動作するサーバーやクライアントならばドメインコントローラと時刻同期してもらわないとシステム的に問題が発生してしまいます。
しかし、
ドメインコントローラだけでなく、以前に設定していたNTPサーバーにも時刻同期してしまうことがあります


外部NTPサーバーではなくドメインコントローラと時刻同期させる方法

ドメインに参加したコンピュータは、タイムプロバイダーの同期モード(Type)が”NT5DS”となっているべきです

タイムプロバイダーのタイプ設定

Type 説明
NTP レジストリ NtpServer に設定されたタイムソースと時刻の同期をとる
NT5DS ドメイン階層と時刻の同期をとる
NoSync 時刻の同期をおこなわない
AllSync ドメインと手動で構成されたタイムソースと時刻の同期をとる

もしも、ドメイン参加後にTypeがNT5DS意外ならば、Typeの設定変更をすることで正常な時刻同期の動きに戻ります
直すには、GUIの”インターネット時刻”設定はドメイン参加後には表示されなくなってしまうので、
ntp-internet-time
w32tmコマンドを使用して設定します
w32tm-domain-01
例えば、上記、
Type: AllSync
から”NT5DS”にするためには、コマンドプロンプトで
w32tm /config /syncfromflags:DOMHIER
を実行し、”Windows Time”サービスを再起動しましょう
すると、
Type: NT5DS
と表示され、ドメインコントローラのみと時刻同期させるような動作になります
w32tm-domain-02

  • Type: NTPへ変更するコマンド
    w32tm /config /syncfromflags:MANUAL
  • Type: NT5DSへ変更するコマンド
    w32tm /config /syncfromflags:DOMHIER
  • Type: NoSyncへ変更するコマンド
    w32tm /config /syncfromflags:NO
  • Type: AllSyncへ変更するコマンド
    w32tm /config /syncfromflags:ALL
    または
    w32tm /config /syncfromflags:DOMHIER,MANUAL

参考:http://uso59634.blog63.fc2.com/blog-entry-10.html

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