2012/04/18

Windows Server 2008 ドメインコントローラをdcpromoで強制降格(最後のDC)

Windows Server 2008で作成されたActive Directory環境で、異常な1台のドメインコントローラを切りはなす為に、ドメインコントローラの強制降格をしたかった。

ドメインコントローラ間で、既にレプリケーションエラーが発生していました。

 

環境

  • Windows server 2008 のActive Directory
  • ドメインコントローラは2台でともにWindows Server 2008
  • 今回切り離したいと考えたドメインコントローラはFSMOのDC

 

行いたいこと

  • FSMOのドメインコントローラをLANから切り離し、強制降格する
    他にサービスを持っていたため、アンインストールは避けたかったため
  • その後、もう一つのドメインコントローラを強制的にFSMOになる!
    FSMOの無いところから生み出す!

この記事では前者の作業について説明しています。

この作業自体は、あまり需要のない作業かもしれません(OSの再インストール可能ならば)

 

切り離したFSMOドメインコントローラを強制降格させる方法

マイクロソフトのKBに以下のような手順がある

Windows Server 2008 ドメイン コントローラの削除を強制的に実行する

こちらはntutilコマンドを使用し、コマンドラインで強制降格する手順ですが、今回行ったのはdcpromoによる強制降格方法です

 

  1. 強制降格のFSMOドメインコントローラをLANから切り離す
    この状態でdcpromoで最後のドメインコントローラチェックを入れて降格しても、降格できません
  2. 「active directoryのユーザーとコンピュータ」より、「domain controllers」OUより他のドメインコントローラを全部右クリック「削除」し、最後のドメインコントローラに見せかける
    dcdelete-01
    dcdelete-02
    はい
  3. その後、dcpromoでドメインコントローラの降格を行い、「このサーバーはドメインの最後のドメインコントローラーなので、ドメインを削除する」にチェックを入れ、ドメインコントローラーを降格させる
    dcdelete-03

 

dcpromo作業を終え、サーバーを再起動すると、無事スタンドアロンサーバーになっています

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