2011/06/22

Windows Server 2008でオートネゴシエーションでリンク速度が10Mbpsになる節電

Windows Server 2008 SP2 からファイル転送をしていたところ、異様に遅い・・・

何故?タスクマネージャからリンク速度を確認したら、

 

なんと10Mbpsだった・・・1Gbpsハブを使用しているのに!?

 

win2008-link10mbps-01

 

実は

今話題の省エネが思考設定が問題だったんです!

 

「デバイスマネージャ」より、「ネットワークアダプタ」を表示させ該当のNICを右クリックし「プロパティ」を開く

win2008-link10mbps-02

「リンク速度」のタブを見ると

オートネゴシエーションにも関わらず、リンクステータスの速度は10Mbps/全二重だ。

win2008-link10mbps-03

原因は「電力管理」の

「システムのアイドル中にリンク速度を落とす」

にチェックが入っていることだ、チェックをはずし「OK」ボタンを押す。

(ネットワークが瞬断するので注意してください)

win2008-link10mbps-04

すると、ネットワークのリンク速度が1Gbpsに戻る

 

今回は、IntelのNICでNICのプロパティ内に電力設定があったが、念のためWindows Server 2008の電力設定を確認しておく。

「コントロールパネル」の「電源オプション」をクリック。

win2008-link10mbps-05

「バランス」プランになっているようだ、「プラン設定の変更」リンクをクリック

win2008-link10mbps-06

「コンピュータをスリープ状態にする」はさすがにしないようだ。

「詳細な電源設定の変更」リンクをクリックすると

win2008-link10mbps-07

追加の設定
└復帰時のパスワードを必要とする
└設定:
ハード ディスク
└次の時間が経過後ハード ディスクの電源を切る
└設定: なし
スリープ
└次の時間が経過後スリープする
└設定: なし
USB 設定
└USB の選択的な中断の設定
└設定: 無効
電源ボタンと LID
├電源ボタンの操作
│└設定: シャットダウン
└[スタート] メニューの電源ボタンの操作
└設定: シャットダウン
PCI Express
└リンク状態の電源管理
└設定: 適切な省電力
プロセッサの電源管理
├最小のプロセッサの状態
│└設定: 5 %
└最大のプロセッサの状態
└設定: 100 %
ディスプレイ
├次の時間が経過後ディスプレイの電源を切る
│└設定: 15 分
└状況に応じたディスプレイ
└設定: オン

問題ありだ・・・・

「PCI Express」の「リンク状態の電源管理」が「適切な省電力」となっている

つまり、これはIntelの設定(プロパティ)に任せるということだ。

仮に、NICのプロパティで電力設定できない場合は、「PCI Express」の「リンク状態の電源管理」をオフにしておこう。

 

エコや省エネも本当に適切ならば問題ないが、時々こういった問題を引き起こすので注意が必要ですね

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