2011/02/02

64bit windows用のページサイズとメモリダンプ出力サイズ

メモリダンプファイルとページングファイル

ページングファイルは、使われていないメモリ領域を一時的に保存しておくためにハードディスク上に作られるファイルですが、メモリダンプファイルが作成される時にも使用されます。
メモリダンプファイル作成時には、全てのメモリダンプ情報が一時的にページングファイルに格納されます。
搭載メモリが大容量であるほど、メモリダンプファイルとページングファイルのサイズも大きくなるため、適切なファイル配置とディスク容量の見積もりが必要となります。

完全メモリダンプ

システムが停止したときの物理メモリの内容を全て記録します。
物理メモリのサイズ+15MB 程度の空き容量が必要です。
保存できるダンプファイルは 1 回分のみです。
指定した保存先に既にダンプファイルが存在した場合、上書きします

ページングファイル

Windws Server 2008/Windows Server 2008 R2 では、ハードディスクに十分な空き容量がある場合には、通常、搭載されているメモリの 1.5 倍の大きさのページングファイル(pagefile.sys)が作成されます。
ただし、搭載メモリが大きいほど必要なページングファイルの量は少なくなり、十分なメモリが搭載されている場合には、特定のアプリケーションで必要とされない限り、ページングファイルが全く必要ないことがあります。
ページングファイルサイズには特定の推奨値はありません。
必要な値は、使用するハードウェアやアプリケーション、およびシステムにかかる負荷に応じて異なります。

Windows Server 2008/ Windows Server 2008 R2 大容量メモリダンプファイル 設計ガイド

完全メモリダンプファイル作成の仕組み

windows-memory-dump
64 ビット バージョンの Windows 用の適切なページ ファイル サイズを決定する方法
64 ビット プロセスごとの仮想アドレス空間、8 テラバイト
Windows Vista、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008、Windows Server 2003、Windows XP、および Windows 2000 のメモリ ダンプ ファイル オプションの概要
ブート ボリューム上に、物理 RAM の全容量に 1 MB を加えた容量のページング ファイルが必要です。
7.1.3 仮想メモリと仮想アドレス空間
OS上で生成されたプロセスには、仮想アドレス空間が割り当てられます。
仮想アドレス空間は、それぞれのプロセスで独立したものであり、あるプロセスから別のプロセスの仮想アドレス空間にアクセスすることはできません。

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