2011/01/18

VMware仮想マシン、PCI「標準PCI-toPCI ブリッジ」の繰り返しインストール要求

VMware vSphere4の仮想マシンで、PCI「標準PCI-to-PCI ブリッジ」が繰り返し検出される問題にぶつかった。
「新しいハードウェアの検出ウィザード」が何回も表示され、ループ?とも思われる違いのわからない「PCI-toPCIブリッジ」デバイスとドライバの検出。
簡単に言って、検出は正常で35回ほど繰り返しドライバファイルをインストールすることによって解決する。
忍耐と信じる心が大切だと感じさせられた出来事でした。

現象:

VMware ESX Server 3.5 上の仮想マシン(仮想マシンバージョン4)を、VMware ESX Serevr 4.1(VMware vSphere4)上の仮想マシン(仮想マシンバージョン7)へ「仮想ハードウェアのアップグレード」を行ったタイミングで「標準PCI-toPCI ブリッジの繰り返しインストール要求」の問題にぶつかった。

対象仮想マシンのOS(仮想OS):
Windows 2000 Server SP4
(しかし、全てのWindows 2000 Server SP4というわけではなかった)

対応:

35回くらい同じように見える「標準 PCI-to-PCI ブリッジ」デバイスドライバをインストールすることにより解決

考察:

仮想マシンバージョン7の仮想ハードウェアは「標準PCI-to-PCIブリッジ」デバイスを使用している。
仮想マシンバージョン3の仮想ハードウェアは「標準PCI-to-PCIブリッジ」デバイスを使用していない。
そのため、仮想OSにデバイスドライバがインストールされていないとこの問題に当たると思われる。

参考:

仮想マシンバージョン4(ESX 3.5)のVMwareスナップショットを保持し、仮想マシンバージョン7(ESX4.1)へ仮想ハードウェアアップグレード後、スナップショットに戻すと仮想ハードウェアも元に戻る(仮想マシンバージョン4に)。

VMware ESX 3.5 上で動作させていた仮想マシンバージョン4でも、VMware ESX 4.1上で動作させると新規ハードウェアのインストールが動作することがある
同じ仮想マシンバージョン4(同じvmx設定)なのに、厳密にはESX3.5とESX4.1では仮想OSに見せている仮想ハードウェアデバイスが異なると思われる
ちなみに、ESX4.1上で仮想マシンバージョン4を動作させた時にESX3.5では出なかった「IDE」の新規ハードウェアデバイスが見つかった。

2 件のコメント:

  1. 先ほどちょうど同じ症状に遭遇し、対策を検索したところ、こちらを発見しました。
    「まさか、釣られているのか?」と不安になりながらもインストールを繰り返したところ、無事無間地獄から抜け出すことができました。本当に、信じる気持ちは大切ですねwありがとうございました。

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  2. 匿名さん

    力になれてよかったですw
    書き込み時間が良いですね
    自分が、ちょうど作業でこのVMware仮想マシンバージョンアップで「PCI-toPCI」に遭遇したような時間帯です(ーー;)

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