VMware vSphere 4.1はVI3(vmware infrastructure 3)の時に比べて、ずいぶんディスクIOを調査し易くなった。
ディスクがボトルネックになっていかどうかを調べるためのパフォーマンス調査するための材料が強化された。
ディスクパフォーマンスカウンタが増えているのだ。
リアルタイムにしか確認できないデータカウンターではあるが・・・。
一番、良いのはディスク待ち時間がわかることだ。
Linuxで言うところのwio(io wait)だ
またディスクのキューの深さなんかもわかる・・・すばらしい。
見方は、今までのように「ホストおよびクラスタ」でのホスト・仮想マシンに対しての「パフォーマンス」タブのみではなく
「データストア」なんかでもまた異なる角度からパフォーマンスを見れ、別のカウンターが存在するので確認してみてください。
例えば、データカウンタのホストに対する「最大ディスク待ち時間」(内部カウンタ名はmaxTotalLatency )
ホストが使用しているすべてのディスクの最大待ち時間の値。
待ち時間では、ゲスト OS から仮想マシンに発行された SCSI コマンドを処理するためにかかった時間が測定されます。
カーネル待ち時間は、VMkernel が入出力要求を処理するためにかかった時間です。
デバイス待ち時間は、ハードウェアが要求を処理するためにかかった時間です。
合計待ち時間 = カーネル待ち時間 + デバイス待ち時間
■ カウンタ: maxTotalLatency■ 統計タイプ: 絶対値
■ 単位: ミリ秒 (ms)
■ ロールアップ タイプ: 平均 (最小値/最大値)
■ 収集レベル: 1 (4)
Tomcatのヘルプも充実しているのでVMware用語でわからないことがあれば目を通したほうが良い。
vSphere 環境でディスクに問題が発生しているかどうか判断する最良の方法は、ディスク待ち時間のデータ カウンタを監視することです。
詳細パフォーマンス チャートを使用して、データ カウンタの統計情報を表示します。
■ カーネル待ち時間(ホスト、kernelLatency)
カーネル待ち時間はデータ カウンタは、VMkernel が各 SCSI コマンドの処理にかかった平均的な時間をミリ秒単位で測定します。
最適なパフォーマンスを得るためには、この値は 0 ~ 1 ミリ秒にする必要があります。
この値が 4ms よりも大きい場合、ESX/ESXi ホストの仮想マシンは、構成がサポートするよりも多くのスループットをストレージ システムに送信しようとします。
CPU 使用量を確認し、キューの深さを増やしてください。
■ デバイス待ち時間 (ホスト、deviceLatency)
デバイス待ち時間のデータ カウンタは、物理デバイスの SCSI コマンドの完了にかかる平均的な時間をミリ秒単位で測定します。
ハードウェアによりますが、値が 15ms よりも大きい場合は、おそらくストレージ アレイに問題があります。
アクティブな VMDK をより多くのスピンドルを持つボリュームに移動するか、LUN にディスクを追加してください。
■ キュー待ち時間(ホスト、queueLatency)
キュー待ち時間のデータ カウンタは、VMkernel キューの SCSI コマンドごとにかかる平均的な時間を測定します。
この値は常にゼロである必要があります。
ゼロでない場合、ワークロードが大きすぎて、アレイはデータを十分な速度で処理できません。
その他、VMware ESXホストのディスクに対するパフォーマンスカウンター 一覧(リアルタイム時のみ)
説明 | ロールアップ | 単位 | 内部名 | 収集レベル |
物理デバイス読み取り待ち時間 | 平均値 | ミリ秒 | deviceReadLatency | 2 |
発行されたコマンド | 合計 | 数量 | commands | 2 |
書き込み要求 | 合計 | 数量 | numberWrite | 3 |
カーネル読み取り待ち時間 | 平均値 | ミリ秒 | kernelReadLatency | 2 |
物理デバイス コマンド待ち時間 | 平均値 | ミリ秒 | deviceLatency | 2 |
書き込み速度 | 平均値 | KBps | write | 2 |
キュー最大深度 | 平均値 | 数量 | maxQueueDepth | 2 |
キュー書き込み待ち時間 | 平均値 | ミリ秒 | queueWriteLatency | 2 |
1 秒あたりの平均読み取り要求 | 平均値 | 数量 | numberReadAveraged | 2 |
1 秒あたりの平均書き込み要求 | 平均値 | 数量 | numberWriteAveraged | 2 |
コマンド待ち時間 | 平均値 | ミリ秒 | totalLatency | 3 |
カーネル コマンド待ち時間 | 平均値 | ミリ秒 | kernelLatency | 2 |
中止されたコマンド | 合計 | 数量 | commandsAborted | 2 |
読み取り待ち時間 | 平均値 | ミリ秒 | totalReadLatency | 2 |
キュー読み取り待ち時間 | 平均値 | ミリ秒 | queueReadLatency | 2 |
書き込み待ち時間 | 平均値 | ミリ秒 | totalWriteLatency | 2 |
物理デバイス書き込み待ち時間 | 平均値 | ミリ秒 | deviceWriteLatency | 2 |
カーネル書き込み待ち時間 | 平均値 | ミリ秒 | kernelWriteLatency | 2 |
読み取り要求 | 合計 | 数量 | numberRead | 3 |
読み取り速度 | 平均値 | KBps | read | 2 |
キュー コマンド待ち時間 | 平均値 | ミリ秒 | queueLatency | 2 |
バス リセット | 合計 | 数量 | busResets | 2 |
1 秒あたりの平均発行コマンド | 平均値 | 数量 | commandsAveraged | 2 |
最大待ち時間 | 最新値 | ミリ秒 | maxTotalLatency | 1 |
使用量 | 平均値 | KBps | usage | 1 |
0 件のコメント:
コメントを投稿